短編小説の書き方!プロットの完成度を高める3つの技

 

短編小説の書き方!プロットの完成度を高める3つの技

短編小説でプロットの書き方を勉強をするのであれば、3つの単語を学ぶことをオススメします。

 

その単語とは、マクガフィン、オッカムの剃刀、チェーホフの銃。この3つです。

 

プロット

 

3つの単語について

 

マクガフィン、オッカムの剃刀、チェーホフの銃。この3つは、プロットを修正するときに使う事になる技法です。

 

小説を書いたことがない! このような場合であれば、プロットを書いたら上記3つの技法を徹底的に使ってみるようにしましょう。

 

なぜ徹底的に使ってみるのかというと、こういった技法というのは手加減が難しいからです。中途半端に技法を使って失敗をするよりも、徹底的に使って失敗した方がいいですよ。

 

徹底的に使って失敗をすれば、大きな失敗になります。大きな失敗になれば、中途半端な失敗よりも目立つので修正が楽ですよ。

 

では、これから3つの技法について軽くご説明いたします。

 

マクガフィン

 

マクガフィンは、物語を動かす一要素ではあるが、別のものに代替可能なものだと意味付けがなされています。

 

小説のプロットを引く場合なら、重要度の把握だと捉えて下さい。

 

”変えてはいけないもの”と”変えても良いもの”とを区別して、物語の設定やシーンに対して重要度を与えます。

 

マクガフィンの例

 

例えば、転校してきた幼馴染と恋愛を描く場合──。

 

Aさんがクラスに転校してくる
B君が、どっかで見たことあるな〜と思っていたら幼馴染だと気付く
懐かしさのあまり声を上げる「女だったのか!!」
ブチギレたAさんが鞄を投げつけるとクリーンヒット
鞄に着いていたキーホルダーが、昔自分が上げたものだと思い出しながら意識を失う

 

このうち、鞄に着いていたキーホルダーは重要度が低いですよね。B君は、別の物で過去を懐かしんでもいいですし。

 

また、「女だったのか!!」と、いうセリフ。これは物語を面白くするのには役立ちますが、話の展開次第で重要度が大きく変わってきます。

 

昔、男の子だと思っていたのに実は女の子だった。この設定が後の展開に重要となるのであれば良いのですが、逆であれば蛇足になりかねません。

 

この点については、チェーホフの銃に関連してきます。

 

オッカムの剃刀

 

オッカムの剃刀は、物語に不要な部分をズバッと削り取る作業です。マクガフィンで重要度の低い部分ですが、多くの物は削り取っても物語が完結する場合がほとんど。

 

先に書いた文だと、AさんとB君が最終的に結ばれれば物語作りは成功となります。

 

AさんとB君の周辺キャラ、例えば親兄弟や友人などの名前が不必要な場合も多いですし、モブキャラの趣味なんかも書く必要がありません。

 

削り取った部分は、軽く匂わせる程度にするだけで十分です。

 

チェーホフの銃

 

チェーホフの銃は、物語の伏線を調整する作業となります。作品のカギとなる設定は、物語の前半と後半で存在しなければなりません。

 

とりあえずは、物語のカギとなる設定は、前半で伏線を登場させるなりすると覚えておきましょう。

 

先の例文で言えば、最終的にAさんとB君が結ばれるわけですから、そこに至る為の設定を物語の前半に登場させたいわけです。

 

例えばキーホルダーですね。

 

キーホルダーが物語のカギである場合

 

昔、プレゼントしたキーホルダーを鞄に着けているわけですから、恋愛感情があるかは別にしても何かしらの好意はあるわけです。

 

このキーホルダーを使って、B君とAさんの距離が縮む展開を考えることも可能なハズ。

 

キーホルダーを使った後の展開を述べるのなら──

 

キーホルダーを無くして必死に探すAさん。B君が夜遅くまで手伝って渡すとものすごく喜んでくれた。Aさんは思わずB君に抱きついてしまう。すぐに離れるもB君は、シャンプーのにおいやらなんやらでドキドキ。

 

こんな感じで、物語の後半に繋げて行くことが可能です。

 

むしろ、先に出た設定を使わないと読者さんは”あれ?”と、思ってしまうので気をつけましょう。

 

終わりに

 

この3つのテクニックは、プロット作成で基本と言えます。これから小説に挑戦するという方は、心がけてみると良いのではないでしょうか?

 

特に短編小説に挑戦なさる場合は、不必要な設定が多いと物語がボヤけた印象になる原因となります。ですから、重要度の低い部分を削る作業というのは、長編小説を書く場合よりも重要となりますよ。

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