小説の書き方|佳境のコツ

 

小説の書き方|佳境のコツ

小説だけでなくあらゆる物語で読者の心に最も残るシーン。

 

それは、物語の佳境〜結末にかけての部分ではないでしょうか?

 

どちらも手を抜けないのですが、佳境が残念だと結末も印象に残らない物となる傾向があります。

 

ですから佳境をどう盛り上げるかを考えることは、結末を台無しにしないためにも重要な事だと言えるのではないでしょうか。

 

書き方

 

佳境とは?

 

佳境が何かといえば、結末の一歩手前に置く部品だと考えて頂ければ問題はありません。

 

この佳境が読者の心に最も深く突き刺さる場面となります。

 

ですから、他の部分にどれほど力を入れても佳境が残念だと読者さんの評価は──。

 

佳境と他の部分

 

もちろん佳境が盛り上がれば、他の部分がいい加減でも良いという訳ではありません。

 

ですが、やはり最も力を入れやすく自由に書ける執筆の初期に佳境を書くことがオススメです。

 

この佳境を書いた後で、他の部分に手を入れるという形が良い作品作りに繋がります。

 

鉄板の佳境

 

盛り上がる佳境を書きたいのなら、どのような工夫をすれば良いのか?

 

その答えは”盛りあがる佳境のパターンを知っておくこと”となります。

 

オリジナルは素晴らしい! でも──

 

創作というと、オリジナル作品を作ることだと連想する方も多くいらっしゃいますよね。

 

ですが実際は、他作品のパターンを上手に組み合わせた上で、1%に満たないオリジナル要素を混ぜ合わせるのが創作となります。

 

この事を考慮するのなら↓

 

まずはA作品の盛りあがる佳境のパターンを用意する→B作品の盛りあがる佳境のパターンを混ぜ合わせる→C作品の盛りあがる佳境のパターンを混ぜ合わせる→…数回繰り返す…→オリジナルを組み合わせる

 

盛りあがる佳境は、上記のように作れば良いという事になります。

 

盛りあがる佳境の例

 

盛りあがる佳境というのは、作品のジャンルごとに違ってきますよね。

 

例えば──

  • バトルものであればラスボスとの最終決戦
  • 恋愛ものであれば告白の瞬間

 

全く違うジャンルではありますが、盛りあがる佳境には共通点があります。

 

その共通点というのは劣勢→勝利と、いったん読者にストレスを与えてから良い結果を出させるという点です。

 

劣勢→勝利:バトルもの編

 

バトルものでラスボス戦を書くのであれば、以下のような感じでしょうか?

 

  1. ラスボスに主人公が殺されかける (劣勢)
  2. 世界が崩壊しかける (劣勢)
  3. 仲間の援護でラスボスの注意が逸れる
  4. できた隙を逃さず主人公が攻めて勝利(勝利)

 

劣勢→勝利:恋愛もの編

 

恋愛もので告白タイムを書くのであれば、以下のような感じでしょうか?

 

好きな女性が海外に引っ越すと知り、急いで主人公が空港に駆けつけたたというシーンだとしましょう。

 

  1. 空港に辿り着く
  2. 好きな女性が乗る飛行機を探す
  3. アナウンスでその飛行機の案内が流れる
  4. 急いで走っていく
  5. すでに飛行機は飛び立っていた
  6. 間に合わなかったと項垂れる主人公
  7. そこに友人の少女が来る
  8. 手紙を差し出す

 

もちろん手紙は、主人公が告白しようとしていた女性からの物だったというオチです。

 

更に手紙を渡した少女が、主人公のことを好きだったりすれば更に盛りあがりますよね。

 

ここまでが基本

 

劣勢→勝利という佳境を作るのは基本です。

 

しかし、このままだとベタな展開だと読者は捉えてしまう事でしょう。

 

ですから、あと2つ工夫をすることになります。

 

工夫とは何か?

 

劣勢→勝利という佳境のパターンをベタな感じにさせないためには、以下の2点を更に付け加えましょう。

 

  • シチュエーションの工夫
  • フラグを立てておく

 

シチュエーションの工夫

 

ここまでは、既存の作品から佳境のパターンを拝借することで、作業を進める事ができます。

 

そしてココでも、盛りあがるシチュエーションをお借りしましょう。

 

バトルものなら他の仲間は既に倒れているとか、世界が崩壊しかけて時間が無いとかはベタなシチュエーションですよね。

 

ですが意外とキャラクターが違うと、新鮮な印象を与えるものです。

 

とはいえ、オリジナリティを加えることも可能。

 

特にオリジナリティを加えやすいのが、このシチュエーションに何故なったのかという部分。

 

世界を救うハズだったアイテム、主人公が危険だと知らず使ってきた能力など、少しだけオリジナリティを考えるて加えるだけでベタな印象は皆無となりますよ。

 

フラグを立てる工夫

 

佳境の前にフラグを立てておかないと、ご都合主義の印象を読者に与えてしまう物です。

 

しかしご都合主義にしないため以外にも、フラグには物語を盛り上げる使い方があります。

 

恋愛ものであれば、先の方で述べた佳境のパターン。

 

主人公に手紙を渡した友人の少女。

 

彼女が主人公のことが好きで、それでも彼の恋を応援したというフラグを立てておいたら、少し盛り上がるのではないでしょうか?

 

このフラグですが、物語を終わりの方から始めれば立てやすくなりますよ。

 

自然な感じで盛り上がる佳境に導くために

 

盛りあがる佳境を用意しても、その部分に読者を導くまでが不自然だと高い評価は受け取れません。

 

それは、とても残念なことですよね。

 

このような事態を避けるために、物語の流れが自然になるように注意をしましょう。

 

物語作成の初心者の方であれば──

 

  1. 物語の終わりを決める
  2. 終わりに繋がる佳境を考える
  3. 物語の終わりと佳境の繋がりに不自然な点が無いか考える
  4. 佳境に必要なフラグが何かを考える
  5. 佳境以前の物語にフラグをちりばめる

 

──このような形で、物語の佳境については考えれば良いでしょう。

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